「外壁の一面だけ色あせてきた」「ベランダ周りだけ塗装が剥がれてきた」など、家全体ではなく「外壁の一部だけ塗装したい」とお考えの方も多いのではないでしょうか?
近年こうした部分的な外壁塗装・補修のニーズが増えています。もちろん、外壁塗装は一部だけの施工も可能です。
しかし、気候や外壁材の劣化特性を踏まえると、最終的に「全面塗装の方が費用対効果に優れている」ことがほとんどです。
今回は、外壁塗装を「一部だけ」依頼する場合のメリット・デメリット、対応可能な範囲、費用感、業者選びのポイントなどを、地域密着のプロがわかりやすくご紹介します。
■ 外壁塗装は一部だけでも可能?
結論からいうと、外壁塗装は一部だけでも施工可能です。
以下のようなケースで特にご相談が多くあります。
・南面だけ日焼けや色あせが目立つ
・ベランダやバルコニー周りの塗膜が剥がれてきた
・コーキング補修とあわせて一面だけ塗装したい
・前回の全面塗装からまだ年数が経っていない
日当たりや風通しに差が出やすいエリアでは、面によって劣化スピードが違うことが多く、一部だけの塗装で済むケースも珍しくありません。
■ 一部塗装のメリット
●費用を抑えられる
全体塗装に比べて足場・塗料・人件費を抑えられるため、コストを減らすことができます。
●緊急対応に適している
ひび割れ・塗膜剥離などの劣化部分をすぐに補修したい場合にも最適です。
雨漏りなどの被害を最小限に食い止められます。
●将来の塗装計画に合わせやすい
今は一部だけ、数年後に全面塗装といった段階的なメンテナンスも可能です。
■ 一部塗装が向いている代表的な場所
外壁塗装を一部だけ行う場合、すべての場所に適しているわけではありません。むしろ、劣化の出やすい「特定の箇所」に絞って補修することで、必要最低限のコストで住まいの劣化を抑えることが可能になります。
●日当たりの良い南面の外壁
南側の外壁は、1年を通して直射日光にさらされる時間が長く、紫外線による色あせ・チョーキング(粉状化)が早く現れやすいです。また、名古屋市南区は夏場の気温が高く、太陽光の影響が強いため、同じ家でも南面と北面で劣化の進行度が異なることがあります。こうしたケースでは、南面のみの部分塗装で対応できる可能性があります。
●ベランダやバルコニー周辺
ベランダやバルコニーの外壁は、雨風に直接さらされるうえ、構造上の継ぎ目が多く、水が溜まりやすいことから、劣化のスピードが速い箇所です。特に笠木(ベランダの上部)付近や、床面から立ち上がる腰壁の部分などは、防水性の低下による塗膜剥がれやひび割れが起こりやすいため、局所的な塗装・防水処理が必要になることもあります。
●コーキング周りの外壁(シーリングの打ち替え後)
窯業系サイディングを使っている住宅では、ボードの継ぎ目に打ち込まれているコーキング(シーリング材)が劣化しやすく、5〜10年程度で亀裂や剥離が見られます。この部分の打ち替え後には、周辺の外壁だけを塗装して色をなじませる「部分塗装」がよく行われます。特に防水性を重視する場合、部分補修でも十分な効果が期待できます。
●玄関まわり・アクセントウォール部分
玄関ポーチの壁面や装飾的なデザインを持つアクセントウォールなど、家の印象を大きく左右する“顔”の部分も、一部塗装の対象になりやすい場所です。ここは人目に触れる機会が多いため、汚れや劣化が目立つと全体の印象が損なわれやすいです。逆に、ここの美観を整えるだけで、家全体がきれいに見えるというメリットもあります。
●屋根の軒下・破風板・雨どい周辺などの付帯部
屋根の軒下(のきした)部分や破風板(はふいた)、雨どいの周辺などは、風雨による汚れやサビが発生しやすく、金属部や木部を保護するために部分塗装が効果的です。これらの部位は、外壁とは異なる素材が使われていることも多く、塗料の選定や施工方法にも注意が必要ですが、劣化が集中するため一部施工が有効な箇所です。
■ちょっと待って!一部塗装にはこんな落とし穴も
ただし、以下の点には注意が必要です。
▲色が完全に合わない
新しく塗装した部分と、古い塗装面はどうしても色ムラが生じます。特に築10年以上経過している場合、紫外線による退色や汚れの影響で、「そこだけ塗ったのがバレバレ」な仕上がりになることも。
→ 美観を気にするなら、一面ごとの塗装では限界があるのです。
▲足場費用は部分でも“ほぼ同じ”
高所を塗装する場合、結局は足場を全体的に設置する必要があることがほとんど。
つまり、「一部塗装でも足場代が約20万円前後かかる」という事例も少なくありません。
→ だったら、同じ足場代を払って全面塗装した方が圧倒的に得です。
▲劣化は見えていないだけで全体に進行していることが多い
夏の強い日差し・冬の冷え込み・海風による塩害などがある地域では、目に見えない部分でも劣化が内部で進行している可能性があります。
→ 「一部だけ塗れば安心」は非常に危険な思い込みです。
■ 外壁塗装を10年サイクルで計画するメリット
外壁塗装の耐用年数は、使う塗料によって異なりますが、
・シリコン系塗料:12〜15年
・フッ素系塗料:15〜20年
・無機塗料:20年以上
こうした高耐久の塗料を使って全体を一度に仕上げれば、長く安心できる住まいを維持できます。
反対に、数年ごとに小規模な補修を繰り返すのは、結果的に高くつくことも。
\外壁塗装をお考えなら「全面塗装」がおすすめ/
潮風・日差し・車の排気ガスなどの影響により、一部が先に劣化して見えても、実際には建物全体に劣化が広がっているケースが非常に多いです。
だからこそ、プロの私たちは、現場調査のうえで全体をしっかり診断し、必要に応じて全面塗装をご提案しています。もちろん一面だけ・ベランダまわりだけ・コーキング補修+塗装など、部分的な外壁塗装にも対応しております。
現地調査・劣化診断・色合わせまで、経験豊富な職人が丁寧に対応。
「できるだけ費用を抑えたい」「今すぐにでも直したい」そんなご要望にもお応えできます。
外壁塗装なら確かな技術と信頼の塗政におまかせください!
外壁塗装・屋根塗装や防水工事をご検討の皆さまへ
施行してみないと仕上がり具合など品質はわからない塗装工事ですが、私たちは自信を持ってどこよりも美しく丁寧な塗り替えを行っています。
施工後もアフターフォローを行い、大切なお住まいを安心塗装でお守りします!
◎お問い合わせはお電話またはメールにて承ります。
メールの場合はこちら:無料お見積り
お電話の場合はこちら:0120‐78‐0606
▼LINE友達登録お願いします▼
施工事例も定期的に更新中!ぜひご覧ください!施工事例
ご相談・お問い合わせ、お待ちしております!
